お遊戯会に思う
息子のお遊戯会で「ピノキオ」を演じる。
今どきなので、ピノキオは3人いて、息子は「ピノキオ2」。
我が子に限らず、長いセリフを覚えて精一杯、頑張っている子供たちの姿には、
成長が感じられ、油断すると涙が溢れそうになる。
1ヶ月足らずで、台本を覚えて演じる子供の順応性・適応能力にも驚いた。
改めて考えてみた。
劇をすることで得られることは何か?
・ 大きなはっきりとした 声を出す=発声
・ 大勢の人前に出る
・ 繰り返し練習することの大切さを学ぶ
・ 他人の立場に身をおいて考える
・ 歌や踊りもあるから歌やリズム感も養える
・ 表現力やコミュニケーション能力を高める
・ 言語能力・読解力も高める
うまくいけば成功体験も出来、達成感を感じて自信につながる。
それぞれの役を演じるのは、役割を担うこと。
一人として欠けてはいけない=みんな大切な役目があるということが
体感できる・・・などなど。
つまり、生きていくのに必要な力が育つかもしれない。
(当然、いいことばかりでなく、希望の役ではなく、それ自体が、嫌な思い出になる。
本番で失敗して、トラウマになる。
・・・などのマイナス要素もあるだろう。)
先日、そんな話になって
そこにいた皆が、それぞれ自分の幼少期のお遊戯会や学芸会を思い出した。
ある女性が「私は、桃色さんごの役でセリフなし。
手を振るだけだった~。今思うと、なんだったんだ~?!」」
ある女性は「大泥棒の親分の役で口の周りに黒い色で丸くひげをかかれて、
子供ながらにいいのだろうかとちょっぴり思ったけど、それよりも
泥棒の仕方を教えるというストーリーで、教育上、これは、いいのか?と今なら思う。」
中には、セリフと動きまで覚えているつわものも・・・
私は、ウサギとコトリの役をした記憶があるが、何の劇だったかは、全く思い出せない。
が・・・、気がついた。
結論→どんなに、かすかであろうと、多くの人の記憶に十年経った後も残っている。
それほど、子供にとって大きなインパクトがあるのだ。
それならば、お遊戯会当日は、演技がどうであれ、頑張ったことを、しっかり褒めてあげよう!!
いっぱい褒められたことも記憶に残るといいな
と期待を込めて