2017年2月8日

ラジオで聴く香川菊池寛賞「誕生」

毎週月曜日のお昼の朗読番組「ラジオで聴く香川菊池寛賞」を担当しています。

今回は「誕生」という作品(18回シリーズ)。

ついに最終回の収録が終わりました。

菊池寛

 

 

 

 

 

ラジオのスタジオで収録します。

スタジオサブで、大先輩の熊谷富由美さんがディレクターとして

指導・収録して下さいます。

去年の9月末に原稿をいただき、何度も読み、読み込んだところで

戦略として表現方法を考えて組み上げていく地道な作業です。

かといって、思った通り、狙い通りに表現できるわけではなく、

拙い表現になってしまうこともあり、

また、逆に思いがけず、よい表現が出来るときもあり、

一喜一憂、試行錯誤を繰り返して、悩みながら進めてきました。

これまでに

大西緑さんの「ハナミズキ」、帰来冨士子さんの「寒の紅」、

平井忠志さんの「花だんす」に続いて今回で4作目。

今回の作品は、大西佳子さん作「誕生」です。

あらすじをご紹介すると・・・

主人公の中村愛子は43歳。3世代同居の主婦で、自分の両親と夫、娘が3人。

菓子問屋の従業員としてフルタイムで働き、兼業農家でもある。

ある日、4人目を身ごもってしまう。

生むべきか?

娘の受験に就職、夫の大けがと連日襲ってくるアクシデントに

悩み苦しみ、心の中で叫ぶ。

出産という女の宿命と責任をどう受け止めていくのか?

元少女歌劇団の大スターとその娘のせつなく交錯する

数奇な運命と交流を通して、悩みながらも

女の宿命を受け止めていく姿が描かれています。

妊娠がわかってから分娩台に上がるところまでが描かれているのですが、

ようやく最終回を収録できました。

いや~。難しかった。

毎回のことですが、朗読は、とても難しく、

多大なエネルギーが必要です。

あ~でもない。こ~でもない。

こうやってみては?いやいや。こうか?

いや、違う。と試行錯誤が果てしなく続きます。

ほんの少しの声のトーンやスピード、高低などによって

全く違った世界を作り出すことになるのです。

正解はないのだとわかっているけれど。

主人公の愛子同様悩み苦しみました。

作品は、西日本放送のホームページからラジオのページを開くと

香川菊池寛賞のバナーがあるのでクリックして下さい。

過去の作品も聴けます。

拙い朗読ですが、よろしかったら是非、お聴き下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

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