2011年8月16日

五年後の吾朗監督

スタジオジブリ最新作「コクリコ坂から」。なんて品の良い、清清しい作品なんだろう・・・私がもっとも強く感じたことです。1963年、日本人はこんなにも「ちゃんと」していた・・・見た後、なんだか日々着き続ける心の汚れが落ちた気がしました。ちゃんとしよう。

宮崎吾朗監督と手しま葵さんに、RNC岡山でお話うかがいました。宮崎監督は5年前「ゲド戦記」の時にお会いしています。とても寡黙な方だ、との印象が。隣の鈴木プロデューサーの饒舌さと対照的でした。インタビューの直前にテレビで拝見した葵さんも、静かな方・・・冗談など出ることもなく、まじめなお話をいただけるんだろうなぁ、と勝手に思ってました。

初めは思った通り、静かにまじめなお話。ただ、吾朗監督は明らかに5年前とは違う。どんどんお話続きます。そして、葵さんの第一声・・・うっ、歌と同じ声!あの透明だけれど紗がかかったような声は、話す時も同じ!これは生で聴くことができて嬉しかったですねー。なんというか、めったにない声なんです。監督もおっしゃいましたが、「耳に残るんですよね。」そうなんです。ゆっくり、静かに、ささやくように、でも言葉ははっきりと表れる。いやー、素晴らしい声ですよ。私には逆立ちしてもできない、ファンタジックな話し方、素敵です。

それでですよ!葵さんの神秘の声を今回のレコーディングで聞いた監督の感想が「背筋が寒くなる・・・いや、寒くなっちゃいけないんですが。」真面目一本だと思った吾朗監督、実は面白いのか?葵さんに振ると、神秘の声で「替え歌がスゴイんです。」「え!どんな風に!?やってください!」葵さん、その場で「さよならの夏」吾朗監督の妙な替え歌バージョン歌ってくださいました。いやー、オヤジギャグの替え歌が神秘の声で・・・良い体験させていただきました。でも、舞台挨拶前の緊張ほぐすためのこの替え歌のせいで、葵さんは本番の舞台で歌詞間違っちゃったそうです。ほのぼのムードが周りの人を心地よくさせる、そんな自然なお二人でした。

前にお会いしたときは初監督でキャンペーンでも(葵さんに突っ込むどころではなく)ご自身が緊張されていたのかもしれません。今回は淡々と、でも笑顔で色々なお話していただけました。お父様とはまた違う感性で、新しいジブリが進んで行く気がしました。

大人はもちろん、若い方もぜひご覧ください。海ちゃんの立ち居振る舞い、気持ちいいです。今は絶滅寸前の、日本の少女の理想形かも。やっぱり、女の子は地べたに座ったりしちゃダメなんです!絶対に!

 


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