2016年4月15日

香川菊池寛受賞作品「たまよび」

香川県ゆかりの作者による優れた作品に贈られる、香川菊池寛賞。 

今年の最高賞に輝いたのは、水上澤さんの小説「たまよび」です。(水上さんはペンネームで、本名は福井明子さん)

福井さんは秋田県の出身で、二松學舍大学で国文学を学び、結婚を機に高松へ・・・やがて、ずいひつ遍路宿に入門し、エッセイや小説を本格的に書きはじめました。 香川菊池寛賞への応募は4回目にして最高賞を射止めたというだけあって、電話で受賞を知った時の喜びたるや、そうとう舞い上がったとか!

「たまよび」は、主人公の笙子が大学時代の恩師の死をきっかけに、大学のゼミ仲間の明彦と20数年ぶりに再会、それぞれの過ぎ去りし日々を思い起こし、故郷の青森を訪ねて過去の自分を見つめ直す物語です。

古事記神話に出てくる国生み神話や、霊場の恐山も舞台となり、全体に神秘的な情景が漂う、読み応えのある作品です。

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実は、福井さんは東北出身でも恐山へ入ったことがなかったそうで、小説を書き始めてから、ご主人と一緒に行きました。妻が小説を書くために、協力を惜しまない旦那様に感謝しているそうですよ~ 

月曜日のひる12:30からお送りしている、<ラジオで聞く香川菊池寛賞>で、4月18日から「たまよび」の朗読がスタートします。 ぜひラジオでもお楽しみくださいね。

 

 


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