見えました~
夫は、早朝から仕事に出かけたので、息子と二人、
朝食を食べながら、外の様子を伺い、日が差したら外に走り出て、観察。
また家に入り、日が差したら外に・・・を繰り返しました。
専用の日食グラスと雑誌についていたメガネを使いましたが、メガネは、ほとんどみえず、
日食グラスがよく見えました。
高松市内なので、部分日食ではありましたが、環状に近い状態を見られました。
東京の義理の母から「今、見ているところよ~。」と連絡があり、
夫からも「見えてるよ~。」と連絡があり、お隣のTさんも外に出て、一緒に見て、
テレビは、金環日食の話題一色!!
日本列島が金環日食に沸いていることを実感しました。。
さらに午後、「気ままにラジオ」に出演した人、全員が、「見ました~。」と答えたのにはビックリ。
1時の特集で電話をつないだ東京御茶ノ水のおりがみ会館の館長さんも
「私の見ました~。この御茶ノ水でもたくさんの人が見上げててました。」とおっしゃっていました。
私の周りで唯一見ていないというのは、
お料理コーナーの吉岡先生。仕事の仕込みで見られなかったようで、テレビで見たそうです。
9割以上の確率
実は、これ、すごいことですよ!
かつて、日本で、これほどまで多くの人が、同じ時間に空に注目したことがあるでしょうか?
とりあえず、ブームに乗ったわけですが、
肝心の息子は・・・というと、
息子「あ。みえた。すごいっ!!」
私「(シメシメ。これで科学の心が芽生えるぞ!)・・・どう?」
息子「よかったね。見えたね~!じゃ、ボク、学校行ってくるね!!」
私「あれっ??」
息子「行ってきま~す!!」
どうもドライな感じで・・・
もしかして、盛り上がっていたのは、私だけで、
息子は、実は、私に付き合ってあげていると思っていたのでは?!
科学に興味を持つ様子も自然の神秘を感じる様子も特になく・・・
どうやら、昨日のブログに書いた③の時代を共有するだけに終わりそうです
よし!!
この日食メガネを使って、
今度は、6月6日の「金星の太陽面通過」を観察します!
こちらも今世紀最後のチャンス。次回は105年後ということなので・・・
息子に天体や宇宙に興味を持たせるチャンス第2弾として、頑張ってみます
いよいよ、明日は、金環日食の日です。
香川県内で見られるのは、なんと!282年ぶり。
次に見られるのは、83年後の2095年11月という、まさに貴重な天体ショーなのです。
我が家でも専用の日食グラスを用意しています。
息子と「一緒に見ようね~♪見えるといいね~♪」と、随分前から、徐々に盛り上がっていて、
指折りカウントダウンしております。
(高松市内中心部なので、見えるのは、部分日食には、なりますが・・・。)
近年、これほど老若男女が、同じ目的を心待ちにするイベントってあったでしょうか?
価値観の多様化が進み、物質的に満たされている今の時代、何の分野においても細分化が進んでいるため
より多くの人たちが一つのことを共有できる状況は、少なくなってきているように思うのです。
ところが、この「金環日食」!
日に日に盛り上がりを見せています。
なんだか、あまり天体に興味がない人も「一応、見ておかなければ・・・ね!」という気になってきているようです。
「金環日食」を通して、私が息子にひそかに期待しているのは・・・
①これをきっかけに天文や宇宙、科学に興味を持つかも?!
②自然の神秘や美しさに触れることで、自然への畏怖の念や感謝の心が芽生えるかも?!
③将来、今を生きている人たちと時代を共有できる!などでしょうか?
①、②は、「あわよくば・・・」ですが
③の「時代の共有」について・・・。
私がラジオを担当するようになって1年が経過しました。
ラジオの番組の中で、
「子供の頃、~~なことなかった?あったよね~。」「学生の頃、~~って、ブームになったよね~。」
「この曲、昔、聴いた。聴いた!一世を風靡したよね~。」「あった。あった~。」という会話が、よく出てきます。
つまり、この会話の主たちは、同じ時代を共有してきたのです。
時には、周りは盛り上がっているのに、自分は知らなということもあります。
世代が違うのではなく、当時、多くの人が体験しているにもかかわらず、自分は体験していないこともあるのです。
「あれ?どうしてだろう?私、それ、知らない・・・」
なんともさびしい気持ちになります。
かつて、私の両親は、仕事の忙しい合間を縫って、大阪万博に連れて行ってくれました。
なにせ、幼稚園に上がる前のことですから、写真には残っていますが、残念なことに私の記憶には残っていません。
両親は「みんなが行っているのに、我が子は、知らないなんて、かわいそうだから。」という理由で
連れて行ってくれたのだと話してくれた時、
「記憶に残ってないくらいなのに、随分、無駄なことを・・・」と思いました。
さらに「人と同じことをすることに何の意味があるのだ?!」とすら思っていました。
しかし・・・。
自分が、年を重ねて、子供を持って、その気持ちがわかるようになった今は、両親の気持ちと行動に感謝しております。
ラジオでも「あった、あった。そうだったよね~。」と話せるのと話せないのでは、大違いなのです。
話せた途端に、それだけで、時代共有者達は、一気に相手に心を許し、親近感を抱けるのです。
まるで同窓会のような感覚です。
懐かしくて楽しい
これだったのか・・・。
そして、自分の息子にも数十年後、
「僕達が、子供の頃、金環日食があるって、日本中で騒いで、み~んな、こぞって見たよね~。」と
誰かと時代を共有する感覚を楽しんでほしいと思うのです。
もちろん、見えるのがベストなのですが、
仮に曇りで見えなくても「結局、見えなかったんだけどね。」と、残念だった気持ちも共有できます。
息子は、「金環日食」を通してどんなことを感じるかな?
考えてみたら、私達は、偶然の巡り会わせで、奇跡的に同じ時代を生きているのですね。
そう思うと面白い!!
それにしても、明日・・・。
見えるのかな?
今のところ、雲の切れ間から見られることを祈る状況ですが、
もちろん、スタンバイ、オッケーです
あ~した、天気になぁ~れ
「RNCラジオまつり2012」が今年も賑やかに行われました。
当日、たくさんの皆様にお会いできたことが何より楽しく嬉しかったです♪
あ。写真を・・・全然、撮ってなかった
すっかり日焼けしてしまいましたが、最高のお天気に恵まれラジオまつり日和でした。
会場にお越しいただいた皆様、
ラジオを聴いて下さった皆様、
本当にありがとうございました!!
今日は、午後から「気ままにラジオ」担当です!
シゲさんと放送しますので、聴いて下さいね~