2012年3月23日

ありがとう

 あなたがお腹の中にやってきてから、

とても穏やかな気持ちで、幸せな日々を過ごしていました。

2004年12月。

お正月に放送する「岡山香川新春知事対談」の収録が岡山で行われる日の早朝。

出血があり、慌てて病院に行くと、切迫早産で即入院と言われたものの

私の仕事は、当日では変更がききません。

先生に言われた「子供の命と仕事と、どちらが大事ですか?」

「残念ながら、命の保障はできません。」

「戻ったら、即入院ですよ。」

胸に突き刺さりました。

目の前が真っ暗になりました。

マリンライナーで岡山に向かう途中も、お腹のあなたに

「どうか、お腹にしがみついていてね。絶対に離れないでね!!離れちゃダメだよ!」と

何度も何度も呼びかけました。

歩く時は、できるだけ、そーっと。

仕事の現場では、誰にも言えず、着物をゆるめに着せてもらうのが精一杯。

仕事は仕事。

両県知事と和やかに対談。

収録を終え、高松に・・・。

移動中も涙が何度も溢れ、お腹のあなたに一生懸命、ずっと話かけました。

自分は、なんということをしているのだろう?

自責の念が消えません。

なんとか、当日の夕方のニュースの生放送を終えて、病院に直行しました。

即入院、絶対安静となりました。

病院であなたの心音を聴いた時の、あの安堵と申し訳ない気持ち。

本当に涙が止まりませんでした。

病院の先生も一緒に喜んで下さいました。

小さな小さな命は、必死にしがみついて、必死に生きていてくれました。

ありがとう。

3週間の絶対安静で危機は脱し、仕事にも復帰して、出産。

31時間もの陣痛を経て、

あなたが生まれた時、神様から大切な宝物を預かったような気がしました。

ハイハイして、立って、オムツが取れ、歩いて、お話を始め、日に日に成長していきました。

いつもニコニコ笑顔で、みんなに幸せを運んでくれます。

保育園では、泣いたり笑ったり、お友達もたくさんできました。

幼稚園でも、たくさんのお友達ができ、何事にも一生懸命。

いつも頑張っていたあなた。

6歳になったばかりの夏、家族で登った石鎚山。

自分の足で登って下山できたことに、本当に驚きました。

運動会でリレーのアンカーになり、必死に走り、素晴らしい追い上げをみせるも

1位になれず、悔し涙を流したあなた。

日本地図と世界地図の国名を頑張って全部、覚えたこと。

6年間の思い出が、次々によみがえってきます。

そのあなたが、目の前で先生方に大きな声で「答辞」を言っている。

本当に立派に成長したねweep

 
卒園式の中で、「お花の贈呈」がありました。

子供がお母さんと向き合ってカーネーションを1輪差し出し、

「おかあさん、ありがとう!」と手渡してくれるのです。

誰よりも大きな声で、にっこり笑顔で渡してくれました。

涙が溢れて、言葉には、ならなかったけど、

こちらの方がありがとうshine

あなたには、教えられることばかり。

神様からお預かりしている大切な宝物・・・

本当にありがとう・・・shine

そして、彼が、これまで出会った素晴らしい先生方、お友達、すべての方々に心から感謝shine
ありがとうございました。











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