2014年1月8日

寒の紅

「ラジオで聞く 香川菊池寛賞  寒の紅」の朗読発表が

13日(月)からスタートします。shine

今回は、光栄にも私が担当させていただくこととなりました。

第22回香川菊池寛賞を受賞した、帰来富士子さんの「寒の紅」です。

 物語は、大正末期から昭和の戦前・戦後にかけてのお話。

子どもに恵まれない地主の嫁・蕗(ふき)が、

名家を守るために苦悩の末、夫の若い愛人の子を育てます。

己を捨てて、修羅の重さに耐えながら生き抜いた姿が描かれています。

「キレイニナリタイ」秘めた独り言に 血を吐くような女の悲哀と願望が込められているのです。

 封建時代の尻尾が、まだくっついている時代ゆえの男と女の苦悩。

まずは、作品を深く読み込んでいくのですが、

朗読する者にとっては、とてもハードルの高い作品です。

女性として共感できる苦しみ、悲哀、願望など

複雑な感情が、作品のそこかしこに浮き上がってきます。

人生経験を重ねなければ、なかなか理解できないであろうことが、

分かる年齢に すでに到達している自分にも驚いていますが・・・sweat01

帰来さんの 深い想いが宿っていて 女の情念を感じずにはいられません。

これを どう表現していくか。

私も 苦悩しながら、一歩、一歩進んでいます。

この朗読が終わる頃に 何かしらの答えが見つかるような・・・そんな予感がしています。

それが 何なのかは、今は まだわかりませんが、一緒に見つけていただけると幸いです。

特に女性に・・・いや、男性にも、是非、聴いていただきたい作品です。

寒の紅」 どうぞ、聴いてくださいconfidentshine

放送は、毎週 月曜日 昼 12:30からです。

 


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